はじめての本格アンプ marantz M-CR612

オーディオレビュー
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雑誌のモニター募集でもらちゃった

昨年、とある雑誌でmarantz M-CR612があたりました。その様子をまとめましたので、お付き合いくださいませ。実はその後、廃刊になってしまい、幻の原稿になってしまったので、ここで披露します(^_^; (ちょっと改変してます。)


 賞品到着後、2週間経ってようやく、封印を解いて、段ボール箱を明けてみた。
「私が、marantz M-CR612です。なにとぞ、よろしくお願いいたします。」と、上品な顔立ちで語りかけてくるような気がする。たまらず、「(箱から出すのを)遅れてしまい、大変申し訳ございません。」と上司にお詫びをした。

 ここで、箱から取り出してあげる前に、ちょっと私の自己紹介を。
今年44歳でこの業界では若造?です。昨年、自分の誕生日プレゼントにと安い真空管プリアンプを買ってからというものオーディオ沼にはまっていきました。徐々にこれは何か日記に記して生きた証を残さなきゃ!と、いてもたってもいられなくなりブログをやり始めた。それが、このブログです。読者のみなさんとはレベルが違いますが、こんな奴もいるもんだとお読みください。

 あと、前提条件の環境のお話しをすると、スピーカーはDALI zensor7のトールボーイをメインにして聴いています。

1gあたりの機能がすごい。ダウンロードは初めての経験。

 自己紹介はさておいて、その上司(marantz M-CR612)を箱から取り出してみる。持った瞬間、軽い!この軽さであれだけの機能がつまっているのか。。。マランツのホームページをみるとネットワークCDレシーバーっていうらしい。ようは昔のミニコンポみたいなものかな。

 早速セットアップをすると、ダウンロードから始まる。これは私にとって今までに無い経験。ネットワークマシンだけあってパソコンみたいだなぁと。これからのオーディオの最新機能はこうやってダウンロードできるのかと、レコードからこの世界に入った私はある意味新鮮に受け止めた。

メジャーなCDを聴いてみる

 とりあえず、CDソースが一番手軽にさっと聴けそうなので、CDから聴いてみることにした。よく聴き慣れている「ザ・ビートルズ1」をCDトレイに入れる。
 音楽がかかった瞬間、低音の音圧がいっきに吹き出す。これがマランツの味付けなのか。とすぐわかるほどだった。高音がちょっと甲高いが、エージングしていくうちにこれはなれてくるかもしれない(実際、1ヶ月後には気にならなくなってきた)。普段メインで聴いている中華製の真空管アンプよりは曇りがとれた感じといえばいいだろうか。
 ちなみに以前のCDプレーヤー はDENON DCD-755REでした。単純には比べられないのですが、音がクリアになって、キレがあるというか。。ウッドベースの弦をはじく音がしっかり聞え、ドラムもちゃんと右の音は右のスピーカーから、左の音は左のスピーカーからはっきり聴こえる。
 特性上、クラシックよりジャズ/ロック向きなのでは。クラシックだと高音が軽い気がする。

目玉機能のパラレルBTLを試す。音に立体感がでてくる。

 今回のmarantz M-CR612の目玉機能のひとつである「パラレルBTL」を試してみる。仕組みはオーディオの先生達におまかせして、私は感性での感想をひとつ。。。
 手元にあったノラジョーンズのCDで試す。
 音が立体的になるのがわかった。声が前にでてくるというか奥行きがあるというか、とにかく立体的になるのが、最初の一音から明らかに違う。特に低音の変化はすさまじく、×.1chのウーハーいらず。そう、空中に音が浮いている感じ。うまいこというた(笑)

 気をよくして、クラシックを再度聴いてみる。うーん、同じく高音がちょっとうるさい。パラレルBTLにしても、やっぱりクラシックよりロック/ジャズ向きだと思われる。

変えられるところを探して、電源ケーブルを替えてみる

 私のブログを読んだらわかっていただけると思いますが、何かと手をつけてみたい私は欲望を抑えきれなくなり、試しに電源ケーブルをオーディオ用に替えてみた。
 全域で音圧が上がり、いい感じになった。中身は手をつけられないので、遊びとしてできるのはこれくらいだろうか。逆にいうとシステム内で音が完成されているので、手をつけなくてもいいのかもしれない。

ついでだから、手元にあったONKYOのSL-307ウーハーを追加してみた。トールボーイにウーハーなんていらないかなぁと思ってたけど、やっぱり低音がでてくるなぁ。可変式なので一番低い50hzオーバーにして、再度試してみる。でも、結果的に音のバランスが悪くなり、やめることにしました。(環境によっては最適かも知れませんが。)

 

各ソースからのアナログ接続 VS ネットワークCDレシーバー

 marantz M-CR612は、「音楽を愛する人のための、いちばん小さなマランツシステム」というキャッチコピーのもと、コンパクトな本体に必要な機能をすべて搭載されたネットワークCDレシーバーである。しかも、ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」という最新のアプリに対応し、スマホからアンプの操作もできてしまう。これ1台で解決する音楽再生システムである。
 ということは、前のプレーヤーは全部いらなくなったのか?ここまでお金をかけてきたのに(笑)?
 そんなのはイヤなので、あまり他のレビューには載っていないアナログ接続機能を試してみる。さすがに本機種にレコードプレーヤーはついてないので、レコードは絶対にアナログ接続になります。ちょっと安心。

 まず、手始めにDeezer HiFi(ロスレス)をパソコンDAC経由アナログ接続marantz M-CR612行きと、本機種内のインターネットラジオと聴きくらべてみる。ここでは、ザ・ビートルズのイエスタディを選択。
 先のDAC経由はアナログ接続だからか、音の角が取れて丸みを帯びた音に。かつ、中域の音が前にでてくるのがわかる。一方、インターネットラジオは音源が圧縮されているはずだが、すべてがデジタル接続だからか、きびきびとした音楽で鳴ってくれる。

 また、CDプレーヤーでも、先のDENON DCD-755RE経由アナログ接続marantz M-CR612行きと、機種内のCDプレーヤーを試してみる。結果は先ほどと同じような感じで、アナログ接続は音が一つにまとまり、アナログっぽく聴こえ、同じ機種内のCDプレーヤーでは、音が左右はっきりしていてダイレクトな音楽を楽しめた。

 これは好みが別れるところですね。私は普段、真空管アンプなのでアナログっぽい音が好きです。まてよ・・・これに真空管プリアンプを間にかましたらどうなるんだろうか。
 ということで、はたまたついでに手元にあった(なんでもあるな)FX-AUDIO- TUBE-00J LIMITEDという真空管プリアンプをmarantz M-CR612の手前にかましてみる。さらに音楽が温かくなり、アナログっぽくなりだした。特に男性ボーカルの声は接続前より力強くなりました。
 でも、あんまり真空管アンプに似せたら、アンプによる違いが楽しめなくなり面白くないのか。。。やめておこう。

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結論:キャッチコピー通りの小さなマランツシステムだった。

 これ、ほんとに1台で楽しめます!他のプレーヤーは選択を惑わせるだけでいらないんじゃないのかと思わせるほどだが、ここは読者のみなさんと同じでオーディオ沼にはまった者。特に誰にも参考にならい聴き比べのため、どんんどんプレーヤーが増えていくんだろうなぁと思う。

 「marantz M-CR612さん、これからもよろしくお願いいたします。」と今日も上司のご機嫌をとる。

今回の商品です。

今ではもうだいぶ変わってます(^_^;

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